2017年 09月 08日
神戸と教会と友達 (大学時代)Profile 2
さてさて、いよいよ大学進学を考える時期が来ました。

本当は、大好きな美術や音楽を学びたかったのに
親から「そんなこと学んで、仕事ないよ!」の一言。

そのような時代でした。

高校では、「音楽」「美術」「書道」は、選択科目で
一つしか選べず、「音楽」を選択した私にとって、

大好きな「」「デザイン」を考える場所が自分のファッションのみでした。

中学生のころから読んでいたファッション誌「Mc Sister」を卒業し、「J J」が愛読書。

別に勉強は好きではないし、親の言う就職に有利な大学って…?分からない…。

でも、どうせ通うなら京都か神戸にしよう!(大阪に住んでいました)

ということで、賀来千香子さん全盛時代の「J J」によく登場していた神戸の女子大に進学。

その入学直前のオリエンテーリングで、衝撃を受けました。

女子大付属の高校から内部入学した子と、外から入学した私たち、
一目瞭然で、違いがわかります!!

内部から来た子は、あか抜けていて、私たち「」でした。(笑)

JJ」読んでいたし、少しはおしゃれなつもりが…。

おしゃれのレベル高い!!

何だかかっこいい!!目立つ色やデザインを使っているわけではないのに、何故か輝いている!!

早速、分析に入りましたよ。(笑)

その当時流行の「ハマトラ」で身を包み、
先端のブランドものをかっこよく着こなしている友人たちも多かったですが、
わたしが特に共鳴したのは、どこか上品さを感じる人たちでした。

「良質のモノを長く愛し、上手く今のモノと組み合わせておしゃれを楽しんでいる。」

宝塚から通う友人が、とても上品なレースのブラウスとデニムをコーディネートしていました。

「それ!素敵ね。」と、私が声をかけると。

「あっ、これはね、おばあちゃんのなの。
 おばあちゃんから、おかあさんへ、そして、私が最近もらったの。
 スカートは、お母さんが作ってくれたの。生地は、神戸の高架下でわたしが選んだのよ。」
 ★その当時、神戸の高架下には、生地屋さんが軒を連ねていました。

「おっ、おばあちゃんの?!」

 その時の感動が、忘れられません。

 そのころから、クラッシックな歴史あるデザイン、大切に使われてきた良質なモノを愛する気持ちが、
芽生え始めた記憶があります。

それとね、環境って、本当に人を変えるものです。

「芋」だったわたしたちですが、卒業式の写真を見ると、
元内部入学生と区別がつかなくなっていました!(笑)


そして、もうひとつ今の私のインテリアに大きく影響を与えたものがあります。


「教会」という建物


私が通った学校は、キリスト教の学校でした。
それまでは、小さな町の教会に行ったことはありましたが、初めて大聖堂を訪れました。

その建物に入った瞬間に、また感動でフリーズ。身体が反応しました。

「空気」が違う。

 こころは落ち着き、守られているような安心感もある。何?ここ!!

色は、完全に整えられ、ステンドグラスの色のみがアクセントとなり、すばらしい空間。

整った空間に身を置くと、こんなにもこころと身体が落ち着くのか…。

長年使い込まれたであろう木の椅子。
美しい光彩。
解放感ある高い天井。

よく考えれば、日本の寺院や神社も同じ。

清潔で整い、美しい。

もちろんすべての建物がそうとは言えませんが、
立派な教会・寺院・神社は、心落ち着く場所が多いですね。

大人になりかけの20歳前に経験したこの出来事は、
今、ご提供したいインテリアを考える私の原点となりました。

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一昨年の秋に訪れたベルギーの教会です。

上品であること。
清潔感があること。
色が整っていること。
歴史あるデザイン。

ということが、「好き」だという自分に気づかせてくれた大学時代でした。


そうそう、「ありこ」っていう名前もね。
あか抜けたお友達(笑)が、『「ありこ」って、かわいい名前。』って。

少しだけ、好きになり始めた頃でした。























 


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by arys-act | 2017-09-08 12:27 | プロフィール | Comments(0)


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